2022年の厳しい局面を乗り切る米国株のポートフォリオ(2022年7月6日時点)

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FRBのパウレル議長が6月のFOMCで過去に例をみない大幅な利上げとなる0.75%の利上げ宣言。

2022年6月30日で2022年の1月~6月期の米国株は歴史的な下げを記録しました。

New 2022年7月13日発表のCPI(消費者物価指数)はコンセンサスが8.8%⇒9.1%と市場予想より更に悪化しました
   
インフレの指数となる、このCPIの上昇は米国経済に対し悪化する方向でしかない
   FOMCは7月もおそらく0.75%の政策金利を上げることが想定される

   そのことにより、米国市場の底を付けるタイミングがずれ、FRBは更に難しいかじ取りを迫られることになります。


  • S&P500:20%の下落
  • NASDAC:29%の下落
  • ダウ工業:15.3%の下落

ダウに至っては60年ぶりの落ち込み具合です。

景気よりインフレを抑え込むことを優先させたFRBの猛烈な利上げを今年一杯行う事が見込まれ、これからより一層軟調な相場が想定されます。

そうした中、相場状況を読み解きながら、投資戦術を練っていきたいと思います。

目次

利上げ観測に基づく下げ相場の終焉タイミングをはかる。

この米国株の政策金利の引き上げの終焉タイミングによって株が底入れするタイミングがイコール(🟰)になる可能性が高いかと思います。

この政策金利の利上げを行う目的は経済に取って1番宜しくないインフレの高止まりをしている点にあります。

2022年5月のCPI(消費者物価指数)が8.6パーセントと市場予想に反して上昇したことを受けFRBも異例の0.75%の利上げを決定しました。

このインパクトは非常に大きく、景気を度外視してインフレ退治に全力を尽くすFRBの苦痛な決断だったと思います。

また、7月7日にFRBのウォラー理事とセントルイス銀行のブラード総裁も揃って7月のFOMCでは0.75%の利上げをすべきと発言しております。

我々、個人投資家はどのような戦術でこの難局を乗り越えて行けば良いのか?

更にマーケットはスイス連邦銀行の金利引き上げの発表があってこれもまたインパクトもあって6月18日の株式相場は売りに売りを加速する事態になりました。

相場のセクターローテーションが始まりあれだけ買われていたエネルギーセクターも投げ売りの様相を呈し投資家達は次に買われるセクターを物色し始めています。

リセッション(景気後退)に突入

リセッションの判断基準があるとすれば、一般的に米国の国債の2年な債と10年債の利回りが逆転する現象を指し逆イールドとも呼ばれています。

2022年7月5日に再び逆イールドが発生し7月7日の現在も逆イールドをキープしております。

イールド(yield)とは収益や利回りと言う意味になります。

景気後退局面になるとどうなるか?

景気の循環によって今、どういう状況にあるか分かり易いマップをご紹介します。

コンテクスチュアル・インベストより引用

もはやハードランディングは避けられない。

米国経済の失速は2022年の初頭から開始し、銘柄によっては既にコロナショックより大きく下落している物もあります。

2022年一杯買ってはならない銘柄

  • 上場仕立ての赤字のグロース株
  • エネルギー関係の銘柄
  • 半導体関連の銘柄

特にまだ、上場して直ぐでまだ、赤字体質のグロース銘柄は真っ先に売られる事でしょう。この景況感では体質の弱いグロース株は今後倒産する企業が増える事が想定されます。

また、半導体関連は2022年7月1日のマイクロンの決算発表の今後の見通しが悪化する事を受けて連想売りにつながっています。

エネルギー関連はセクター循環時、特にインフレで金利が高い局面では上昇しますが、インフレが落ち着いて来ると先行して叩き売りの様相を見せて来る銘柄です。

2022年末までの投資はどうしたら?

先に述べた通り、2022年7月5日時点でエネルギーが売られ始めておりセクターローテーションが始まってます。

オススメセクターは以下の4セクター

  • バイオ、医薬品セクター
  • 生活必需品セクター
  • 小売セクター
  • 通信セクター

セクター別の解説をしていきます。

バイオ医薬品関連はコロナとの戦いが終息していない事。ワクチン接種による定期的な供与が必要かとなってきている。また、新薬の開発は製薬会社にとって生命線であり今後も、コロナのようなパンデミックが起きる事が想定されます。

代表銘柄はイーライリリーやアムジェン、アッヴィ、メルク、ファイザー、アストロゼネカ、リジェネロン、バイオマリン等。

 生活必需品はどんなに生活が苦しくても最低買わないと生活出来ない物ですので景気に左右されずに売れます。

代表銘柄はP&Gやジョンソンアンダージョンソン、ユニ・チャームなどの銘柄群です。
ディフェンシブでバリュー株と呼ばれており、景気後退局面に強くなる傾向にあります。

小売り関係は実店舗を運営している代表銘柄のウォルマートやコカコーラ、ホームデポ、コストコ、ターゲット、ダラーゼネラル、フィリップモリス等

通信・エンターテイメントセクターはベライゾンコミュニケーションやAT&T、Tモバイル、コムキャスト、ウォルトディズニー等に代表される銘柄群です。

まとめ

2022年はようやく折り返し地点に到達。
今年の序盤からの下落はコロナショック以上のダメージを受けているセクターもありますが、2022年上期好調なエネルギーセクターも今は叩き売りに近い状況でセクターローテションがもうすでに始まっております。

この下落相場では米国株の主力ETF群も軒並み下落しており、私は6月の自立反発時に利確して一旦、キャッシュポジションを上げてあります。
ETFはすでにに20%を超す下落をしており、既に保有されている方はそのまま狼狽売りをせずに保有を続けることをオススメします。

タイミングを見て購入するのは非常に難しく、失敗しやすいかと思いますので、機械的に積立型で投資するか毎月または毎週定期的に買う方法をオススメします。


私の場合はETFをタイミング見て買うにはまだまだ、底が見えていない為、今の次点では私は基本買いません。
11月辺りからインフレの上昇率が落ち着き、相場が安定してきてから買い進んでも遅くないと考えております。

この下落局面ではETFよりもむしろ個別銘柄では上昇を開始しているものもありますので先程、ご紹介した銘柄群への投資がよろしいかと思います。
私も少しづつ買い進んでいます。

今年もあと半年。
この厳しい相場局面を乗り切る為の投資先について引き続き個別銘柄解析を行っていきたいと思います。

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