半導体関連銘柄についてこのところ売られまくっています。
ある意味、全銘柄の中で最も売られているセクターの一つかと思います。
この状況下でまだ投資をする価値があるか?
結論:今が買い時です。(少しずつ買い増し開始)
このところ、売られまくってSOX指数はこのところ、反発を開始しておりますが、今後の見通しについてです。
2022年8月10日時点の米国株の半導体セクターは直近の7月に若干の反発がありましたが、その後の各業者の決算の見通しが悪化している企業が多いことから、半導体を判断するSOX指数が年初来から-24.48%の下落です。
2022年7月5日は最も下げて42%の下落し2386.67でしたが、2022.8.10はCPIの先月より落ち込んだことによりリスクオンで一気に+4.25%で2988.71まで上昇。
半導体関連銘柄の投資妙味とは(メリット)
これからの需要はWEB3やメタバースに代表されるパソコンに使用する半導体がますます高くなる事が想定され、TSML等の代表的な半導体製造工場を日本の熊本に建設するとか、設備投資金額が5兆円に及ぶ等、これからも需要が伸びてくる事が想定されます。
ハード関係では世界最先端の技術を要しており、以前もYoutube等はハード面が追い付いていませんでしたが、このところの技術革新でYoutubeもスマホで見れるまでになりました。
まだ、メタバースには対応できるハードが出来上がっていないので今後も著しい成長期待が持てる分野の一つということになります。
半導体関連の投資リスク(デメリット)
半導体関連については2022年夏場の決算発表及び見通しについては各社まちまちの結果となっており、どこかしらの銘柄が悪い決算発表や業績見通しを下方修正すると同時に半導体関連株が釣られ安となる傾向にあります。
また、景気後退局面では真っ先に売られるセクターの一つです。
景気循環ではこの好景気で低金利の時に勢いがあるセクターなので、2022年の相場では向かい風が強いセクターの一つです。
下記予想は市場のコンセンサスを反映しています。(会社の業績見通しではありません。)
※会社の業績見通しは会社によって甘く見ている場合や厳しく見ている場合があり、多くは市場予想(コンセンサス)に対して反応するからです。
単位:億$( )は台湾$又は€
ティッカー | 特徴 | 売上予想 | 売上実績 | 営業利益予想 | 営業利益実績 | 純利益予想 | 純利益実績 | 1株益予想$) | 1株益実績($) | 次期ガイダンス |
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NVDA | GPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット/画像処理半導体)の設計を手掛ける世界的な大手半導体企業である | 7,701.7 | 6700 | 3,069.5 | 売上高:81億ドル。アナリスト予想の77億ドル | 0.86 | ||||
AMD | マイクロチップの設計を手掛け、売上の大部分がCPUやGPUを介したパソコン、データセンター市場向け | 6,835.7 | 6550 | 2,020.1 | 1,775.7 | 0.9 | 1.05 | ★売上高・・・67 億(市場予想は 68.1 億) ★粗利益率・・・54%(市場予想は 54.2%) | ||
MU | PC向けのDRAMの製造に重点⇒NAND型フラッシュメモリー市場に進出 | 8,638.1 | 8640 | 3,084.9 | 2,697.7 | 2630 | 2.33 | 2.34 | 売上高:72億。アナリスト予想の91.2億ドルを21.1%下回る。 EPS:1.52 | |
INTC | 世界最大級のロジック半導体メーカーである。マイクロプロセッサーx86シリーズを開発した。 | 179.6 億 | 153.2 億 | 0.69 | 0.29 | 調整後収入・・・155 億(市場予想は 187 億) 1 株当たり利益・・・0.35(市場予想は 0.82 ) | ||||
ASML | 半導体の製造に使用されるフォトリソグラフィシステムのリーダー企業である | ( 52.63 億) | (54.31 億) | (16.1 億) | (16.5 億 | (13.82 億) | (14.11 億) | ★売上高・・・51-54 億(市場予想は 64.8 億) | ||
TSM | 2021年現在57%超の市場シェアを有する世界最大級の半導体工場 | 18,655.6 | (5341.4) | 8,662.9 | 7,767.7(2198) | (2370.3) | 1.53 | 売上高:202億アナリスト予想の187億ドルを8.3%上回った | ||
QCOM | ワイヤレス(無線通信)技術の開発・ライセンス供与、モバイル端末向けチップの設計を手掛ける。 | 10,863.3 | 10900 | 3,960.9 | 3,298.4 | 3730 | 2.46 | 3.29 | 売上高・・・110-118億(市場予想は119.2億) 1株当たり利益・・・3.00-3.30(市場予想3.26) | |
TXN | アナログ部門が収益の大黒柱。自動車・通信・人工衛星等、需要は旺盛 | 4,982.6 | 5210 | 2,470.6 | 2.26 | 2.45 | 売上高・・・49-53 億ドル(市場予想は 49.4 億ドル) 1 株当たり利益・・・2.23-2.51 ドル (市場予想は 2.26 ドル) |
半導体関連の情報入手先オススメ
何といっても半導体関係に一番精通しているのは楽天証券のチーフアナリストの今中能夫さんかと思います。
特にYoutubeでも解説しておりますので是非、拝聴してみることをオススメします。
但し、鵜呑みにせずに投資を行う場合はご自身で決められた投資先へ責任を持って投資されるようにしてください。
ご注意:一部の方に話を鵜呑みにして暴落を味わい、逆恨みをしている方がいらっしゃいますが、あくまでもご自身で決めて投資をされたのであればご自身で責任を持つようにしてください。
私の半導体関連投資銘柄ご紹介
半導体関連の銘柄は今は非常に厳しい局面ではありますが、この厳しい時期にあえて投資が出来る者こそ、真の勝者になるような気がします。
私は完全に含み損です。このセクターは。
- AMD:10株 平均取得114.192$ 現在の価格99.05$ 131,498円⇒-5383円 一時は-3万円超えでしたが、復調
- TSM:7株 平均取得98.942$ 現在の価格90.87$ 84,911円→ -2503円
- INTC:2021年売却※AMDやNVDAに比べると業績に見劣りがするため、売却済。
投資先のAMDは赤線の日移動平均を抵抗線にして反発をしました。
今後もFRBの金融政策が引き締めが緩んでくると落ち込みが激しかったので急反発が期待できる銘柄の一つかと思います。
まとめ
半導体セクターについては今が絶好の仕込み時のように思えます。
SOX指数の赤線の200日移動平均を下回らない限りは投資していてよいと思われます。
もし、仮にこの200日移動平均の抵抗線を下回ることがあるようでしたら、更に本格的な下落が待ち受けている可能性が考えられますので要注意です。
今後も押し目が出てくるタイミングで買い増しして資産増大に大きく貢献してくれることを期待します。
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